Aちゃんのたからもの

その昔、Aちゃんという女の子がいました。

Aちゃんは、生まれて間もなく、お母さんを亡くしていました。

ひどいいじめを受けていましたが、
肌身離さず持っていた「たからもの」があれば
つらくても耐えられました。

ところがある日、いじめっ子がその「たからもの」を
トイレに流してしまいます。

心の支えを失ったAちゃんは
悲しみのあまり自殺してしまいました。

たからものを持たず死んだAちゃんの魂は、天国のお母さんの元にいくことができず
いまもどこかのトイレで「たからもの」を探し続けているそうです。

この話は「Aちゃんのたからもの」という噂として広まりました。

「トイレでAちゃんを呼び出すと、一緒にたからものを探してとお願いされる。
Aちゃんのたからものが見つからなければ、自分の大切なものを失う」

肝試しで、Aちゃんが出ると噂のトイレに来たあなた。本当にAちゃんは出てくるのでしょうか…

※このストーリーはフィクションです。
※画像と映像はイメージであり実際の会場とは異なります。